最近まで東高円寺に住んでいました。
執筆に煮詰まると、
妙法寺というお寺のお墓が気分転換の散歩コース。
そんな墓場で、ふと思いつき、生まれた作品が
今回上演する「墓場、女子高生」です。
授業をさぼって墓場で跳ね回る女子高生達を、
みなさまもお仕事さぼって、バイトさぼって、
学校さぼって、観に来て頂きたい。
そして、彼女達の笑顔の裏の哀しみと、
それを解消するための
大胆な選択を目撃して頂きたいのです。
哀しみを軽くまぶしてありますが、
基本くだらない芝居ですので、
気軽に足を運んで頂ければ。(福原充則)
2011年、脚本家・演出家の福原充則(ピチチ5)と、俳優・富岡晃一郎によって旗揚げされることとなった劇団。 「サルでもわかる哲学」をテーマに、矛盾だらけの世の中を、ちょっとだけ生きやすくすべく立ち上がった、 照れ屋の理想主義者、二人組!そこそこイイ年齢!
ベッド&メイキングスは今年11月に 第2回公演『未遂の犯罪王』を上演予定です。こちらもお楽しみに!
朝起きたら母がいなくなっていた。
父は何も言わずにビチョビチョのご飯を出して、ボクは息を止めて全部食べた。
もう家には嫌いな人しかいない。
唯一の救いは、互いに嫌い合っていることを全員がわかっているということだ。
そんな気まずい空気の中、目の前に広げられた小粋なケーキや素敵なプレゼント。
ボクはずっと床の木目を見つめていた。
祝う気なんかないクセに。
こうして誰からも望まれない誕生日パーティーが始まった。
バラバラの家族が取り繕う、バレバレの一家団欒。
家族なんだけど!いつか殺す!!
最低な善意が暴走する、救いようのないホームコメディ。
凍りついてこそ家族だ。
2006年、慶應義塾大学公認演劇サークル"創像工房in front of."において結成された演劇ユニット。
作・出演・俳優を担う主宰の松居大悟と俳優の目次立樹から成る。2008年4月に正式に独立。
不器用にしか生きられない人間達が紡ぎだす軟弱なシチュエーションコメディを上演。
悲劇的なテーマを、極端すぎる性善説によって、笑えるが優しい世界観へと昇華させる。
舞台は大阪、豊中市。ヒロは幼なじみの鹿野たけしと共に鹿野工務店で働きながら仕事仲間と歌劇団を結成、自作のロック歌劇を上演している。 素人歌劇団にはもちろん客などいない。それでもいつか世間に認められることを夢見て活動を続けている。ある日、不慮の事故により工務店の社長が急死し、状況は一変。当たり前のように舞台ができなくなったヒロたちの前に現れたのは、子供の頃の友人・鉄彦。電車が大好きだったこの少女は、なぜか20年前と同じ姿であった。 鉄彦の出現により、ヒロとたけしを取り囲む環境は、当たり前の日常から大きく変わり始める──自分の理想と才能の限界、現実の厳しさの中で立ち尽くす主人公たちに、 かつての自分の分身でもある鉄彦がまっすぐな力を与えてくれる。
劇団鹿殺しの半ドキュメンタリーともいえる劇団の夢を追う人々の姿に、阪急電車で過去実際に起こった事故とノスタルジックかつ奇天烈なエピソードが絡みあう。
演出の菜月チョビ、作の丸尾丸一郎で関西で旗揚げ。2005年東京進出。ライブハウスでの全国ツアーや都内各地での路上パフォーマンスなど劇団公演に留まらず活動の幅を広げる。劇場公演では「老若男女の心をガツンと殴ってギュッと抱きしめる」ロックな中にも土臭さ、人間のかわいらしさを表現する作風。オリジナル楽曲での派手な演出と、丸尾の描く個人的でナイーブな世界観が融合する作品作りを展開。
『扉をあけてごらん。ぼくの未来を君にあげよう』
時は、1900年。パリ万国博覧会。
奇術師フーディーニがショーの最中唐突にその姿を消す。
作家コナン・ドイルに依頼された名探偵シャーロック・ホームズが、パリ、イギリス、ニューヨークを股にかけ、天才奇術師失踪の謎を追う。
見え隠れする謎と陰謀。
物語は多くの人物を翻弄しながら、
100年の時を超えて一人の女性に辿り着く…。
消えたフーディーニが残したメッセージとは?
1997年、劇団東京オレンジを脱退した毛利亘宏、井俣太良を中心に結成。架空世界、冒険、夢などをキーワードにファンタジー色の強い作品を、スピーディーかつスタイリッシュな演出で表現する一方、一貫して、そこに内在するリアルな人間ドラマを描いている。現在、主宰・作・演出:毛利亘宏を中心に観る者の五感を刺激するエンターテインメント作品を世に送り出している。